2012年9月19日水曜日

「種」始動♪

木工家有志六人による展示会「種」は盛況のうちに会期を終えました。

多くの方々に観ていただけたこと、本当にありがたく思っております。

また来年以降も…新しい「種」を発信したいと、

今からやる気が漲っています。


誰かに「種」を植えつけるつもりが、

一番変わったのは自分自身かも知れませんね。(笑)

2012年9月14日金曜日

「種」開催中!

木工家六人展「種」

連日多くの人に来場していただいています。

熱心に見て下さる方、ツイッターやFBで知り合って初めてお会いする方…

お話しするたび刺激を受けます。

学生時代からの友人、会社員時代の恩人、木工をはじめてからずっとお世話になっている人々…

まるで自分の人生を駒送りで再生し直しているような時間です。

今日を含めあと三日…


目一杯楽しみましょう!


「種」サイト→ http://wwtane.web.fc2.com/

展示の様子はこちら→ http://youtu.be/vdAbYUfm6UA

2012年9月7日金曜日

「種」発芽前

有志による展示会…

いよいよ開催せまる!!!

否応なしに高まる緊張感…



様々な「木」素晴らしい「仲間」との出会い

その集大成が

更なる「きっかけ」を産み出すことを期待しつつ…

2012年5月14日月曜日

身も削りました(笑)

無垢材のテーブルは重い。
そういうものだと思えばいいのかも知れないが、ちょくちょく動かすものだと流石に軽量化は気にしないといけないだろう。
僕の師匠もその辺の感覚には敏感で、適切な重量に合わせ込む事に努力を惜しまなかった。

先日作った組立式座卓でも「重さ」はとにかくポイントだったと思う。
天板は安定のために自重が必要たが、持ち運びの際には軽い方が良い。

これくらいの厚みだろうとハギ合わせては見たものの…うーん若干重いか…

少々大変ではあったが、手カンナで数ミリ削り落とし、丁度良い加減を探した。

天板そのものよりも、自分の体重の方が落ちたような気がする。

2012年4月27日金曜日

かけた「時」が違い過ぎ

自分が作った家具に13年ぶりに再会した。
とても感激した。

木の家具は、明らかに「使い手が作るもの」だと実感。もはや「僕の家具」などと括ってはいけない。

写真では殆ど伝わらないと思うが…
この家具の本当の作り手に、心から敬意を表します

2012年3月23日金曜日

刺激的な共同作業

昨年は、大先輩の展示会のお手伝いをする機会に恵まれたが…今年も同様のイベントが企画されている。

昨日は御代田にある宮鍋慶氏の工房に、有志が集い展示用パネルの製作!

プレス機を使ってフラッシュパネルを作ることなんて、未経験だったので興味深かった。

木工家同士で会うことが多くなったこの頃…共に作業をすると更に細かい技術や哲学が学べて面白いね。


2011年6月19日日曜日
あこがれ
http://tamo2s.blogspot.jp/2011/06/blog-post_19.html

2012年3月22日木曜日

木の板を太陽に

家具材として「針葉樹」にはあまり興味はなかったが…最近にわかに気になりだしている。

「広葉樹よりも人の体に近い」

そんな印象を抱いている。

薄く削ったヒノキを光に透かすと…ほのかに紅く光るんだよね…

2012年3月13日火曜日

タイムトラベル

13年前にダイニングセットをお作りしたお客様から椅子の追加注文があった。
当時の図面を引っ張りだしてにらめっこ…あの頃はまだ方眼紙に線を引いていたんだね。(今はCAD)

昔のデザインを作り直すことは、昔の自分に出会う旅。

当時大切にしていた事や悩んでいた事まで、様々な方向に思いが飛んだ。


新しく作った椅子を「お仲間」のところにお連れするのはまだちょっと先だけど…

そっくりに出来たのかどうか、
ちょっと心配だったりする…

2012年3月12日月曜日

発芽条件

悲しいかな人は「イメージ」に弱い。不思議なくらい「誰かの意見」とか「世間での評価」が気になる生き物だ。

しかしそれは仕方が無いのかな?

誰かと繋がらなければ社会では生きていけない。

「共感」こそが居心地を良くしてくれる。


でもね…

たまには思い通りやってみようよ!
馬鹿にされても酷評されてもいいじゃない!

あなたの頑張りを見ている人は必ずいる。

水をやらなければ、
種はいつまでも種のままだよ…

2012年3月11日日曜日

あれから一年

一年前の今日、僕は自らも出品する展示会の会場当番をしていた。地震の際、お客さんを避難誘導し、津波の画像を信じられない面持ちで見つめていた。

山の中に津波はやって来なかったが、あの日一緒に当番をしていた大先輩はもうこの世にはいない。

そして、
この一年で僕にとって重要な出会いと別れがあり、仕事も軌道修正を始めている。

じっとしていても、僕らは「時」という津波に押し流されているのだ。

だからせめて生きている間は
その大きな流れの中に、年輪のようなさざ波を描いていこう。

2012年2月16日木曜日

あなただけの「美」のために

経年変化は、誰が見ても美しくなるとは限らない。おそらくそれは殆どの場合「個人的」な現象。例えばジーパンのやつれる場所だってヒトによって随分と違うものだ。

木の場合も使い手の癖は残り易いと思う。「箸」などは、家族で使い回すより各人専用のものを使うケースが多いのではないか。

ただ、だからこそ愛着は増す。

「誰か」の暮らしの痕跡を刻みながら、朽ちていくその日まで美しくなり続ける家具を思いながら…

今日も僕は木を削る。