木の場合も使い手の癖は残り易いと思う。「箸」などは、家族で使い回すより各人専用のものを使うケースが多いのではないか。
ただ、だからこそ愛着は増す。
「誰か」の暮らしの痕跡を刻みながら、朽ちていくその日まで美しくなり続ける家具を思いながら…
今日も僕は木を削る。