バブル世代を生きた身としては「いい車に乗りたい」とか「いいものを持ちたい」とか、どこか浮ついた感覚というものが染み着いているところがあります。
しかし、半世紀生きてきた実感と、より厳しい時代の到来を見つめていると、モノで「格好を付ける」ということの空しさを感じざるを得ませんね。
木工に携わる人間としましては、自身の生き方を考えてしまいます。
ますます貴重になる木材。
変化し続ける時代のニーズ。
上っ面の格好良さよりも、真摯な思いを形にしていきたいものです。
高台から眺める街の灯り・・・
(写真は高峰高原からのものです)
一つ一つの光の中に人々の暮らしがあるかと思うと気が遠くなります。
誰かが誰かを思うとき、そのお手伝いに自分の力が役に立つのであれば、それが一番格好が良いのでは?と思うこの頃です。