2016年1月30日土曜日

発展途上の道すがら

コカリナに高音域と低音域の笛を付けたトリプルコカリナ

実は少しデザイン変更しています。低音の管を太くして、かなり音が良くなっています。
今までより肉厚を薄くした分、加工の精度がちょっと厳しくて大変でしたが・・・

さて、今度はどこをいじりましょうか?(笑)

2016年1月20日水曜日

誰が為に星は輝く?

子供の頃、星を写真に写すには長時間露光をしなければならず、星空は必ず光跡として「線」になってしまったものでした。「点」として写すためには高価な追尾装置を使う必要があったのですが、仮にそれを使ったとしてもそうすると今度は地上の風景はブレてしまうことになります。

今はカメラの感度が上がり、「点」として写せるだけでなく天の川や星雲まではっきり手軽に映像として残せるようになりました。その感激は、それが当たり前の時代に生まれてくる子供たちには理解できないものかも知れません。

出来るからやるのか、やるから出来るのか

モノづくりの世界でも同じような技術革新が進んでいます。三次元プリンターが安価で利用できるこの時代に、手間を掛けて木を削ることに違和感を感じる人たちもいることでしょう。しかし、自分の手で作り上げていく感激はどうあっても手放したくはないものです。

木工品を依頼して下さる方にはいつも頭が下がります。自分では思いつかない発想をいただけることもしばしば。更に「楽しんで作って欲しい!」などと言ってもらえることもあり、本当にありがたいです。

モノ自体は余るほどあるこの時代だからこそ、他にはないものを喜んでいただけるのかも知れません。

手が遅くて、お待たせしてばかりですが…

ひとつひとつのストーリーを大切に育んでいきたいものです。

2015年7月25日土曜日

密やかなる応援団

バブル世代を生きた身としては「いい車に乗りたい」とか「いいものを持ちたい」とか、どこか浮ついた感覚というものが染み着いているところがあります。

しかし、半世紀生きてきた実感と、より厳しい時代の到来を見つめていると、モノで「格好を付ける」ということの空しさを感じざるを得ませんね。

木工に携わる人間としましては、自身の生き方を考えてしまいます。

ますます貴重になる木材。
変化し続ける時代のニーズ。

上っ面の格好良さよりも、真摯な思いを形にしていきたいものです。

高台から眺める街の灯り・・・
(写真は高峰高原からのものです)
一つ一つの光の中に人々の暮らしがあるかと思うと気が遠くなります。

誰かが誰かを思うとき、そのお手伝いに自分の力が役に立つのであれば、それが一番格好が良いのでは?と思うこの頃です。

2015年2月1日日曜日

美しきタイムカプセル

「シェナンドー」というアメリカ民謡が頭を離れません。知らなかった曲ではないはずですが、なぜか「今」の自分に突き刺さってしまいました。曲調が特に暗いわけではないのに、ある種の悲しみが痛いほど伝わってきます。

絵とか音楽とか、イメージのタイムカプセルはある日突然自分の中で爆発して、言葉にならない感情を伝えてくれますね。

美しければ美しいほど、それは深く深く心に刺さっていきます…


「シェナンドー」についてはこちらのブログが詳しいです↓
http://blogs.yahoo.co.jp/maskball2002/66190326.html

2015年1月21日水曜日

8000年の遠距離恋愛?

8000年後、今生きている人は誰もいないのでしょうね。それどころか人類すらも残っているかどうか…
ラブジョイ彗星が地球に近付いています。次にやってくるのは8000年後なのだとか。切ないほどに宇宙は、人間の都合とは無関係です。

だからこそ、
ぼうっと輝く彗星の姿に、強烈に「今」を感じてしまいますね。

2014年12月31日水曜日

星降り積もる2014年

2014年もついに大晦日。今年はホームページもブログもすっかりほったらかしになってしまいました。
色々抱え込みすぎてアウトプットが上手く行かなかったように思います。今年の最後に抱え込んだインフルエンザを筆頭に、新年からはひとつひとつきっちりと片付けていく所存です。

2015年もどうぞよろしくお願いします。

2014年7月22日火曜日

思いを包むもまた思い

子供の頃、もらったお年玉のポチ袋を捨てられませんでした。
お金は出してしまえば皆同じですが、袋には肉筆が残されています。
自分のために自分の名前を刻んでくれたモノがとにかく愛おしかったし、特別なデザインだったりしたら、もう狂喜乱舞!

大切な思いは、包むモノにもこだわりたいですね♪

先日、初めて封蝋がされたお手紙をいただきました。内容も嬉しいものでしたが、もちろん封筒も宝物ですよ!