2010年4月10日土曜日

お日様見ながら大あくび

我が家のフサスグリは植えてから何年も実らなかった。他の花が増えた途端にフサスグリにも実が成った…ということは受粉を助ける虫が増えたからかな?
飼料用のトウモロコシの花粉が普通のモノと交配すると、ちょっと厄介だと聞いたことがあるが…。ライ麦は元々麦畑の雑草だった。「人間に抜かれないように小麦に擬態」っていう戦略はすさまじいなぁ。
雑草って結局生命力の強い植物?僕はどうも「雑草のよう」にはなり切れない…もちろん悪い意味で。
(↑写真 咲きはじめたヒメオドリコソウ)

関連記事: http://bit.ly/cA2plo

2010年4月1日木曜日

風雪のガラスコーティング

カエデには「かなすじ」というものがあって、カンナで削ると刃がぼろぼろになってしまう。メラピーには珪素が含まれていて、やはり刃こぼれの原因に…
チークにもガラス質が含まれると聞くが、もちろんこれらは皆地中の成分を吸い上げているに過ぎないのだろう。
ガラス…といえば、ツタンカーメンの胸飾りにはシリカグラスが使われているとか。隕石の衝突によって出来たガラスだとか。
冬の造形も…時に衝突によって形成されている。

2010年3月31日水曜日

春も足元からやってくる

工房を建てる際、当初床はコンクリート打ちっ放しのつもり。しかし知り合いの大工さんの一言…「コンクリートの上に一日いたらヘトヘトだぜ」で急遽床を張った次第。
確か足の裏には割と血管が集中していて、衝撃を受け続けると赤血球が壊れて貧血になってしまうとか。
寒い冬は手の指先のアカギレも酷かった。これは足先を暖めることで解決。そうすると、なぜだか指先にも血が行き渡る。
外を見るとまだまだ足下は真っ白…でも…

関連記事: http://bit.ly/aGZmVL

2010年3月17日水曜日

オレンジ色の○○○○○

「古代人にとってオレンジ色は特別なものだった」と聞く。朝日の色だったり…焚き火の色だったり…。喜び・尊敬・畏怖、様々な感情が沸き起こったのだろう。
焚き火の炎は見ていて本当に飽きない。焚き火&キャンプでビールでも飲みながらコックリコックリ居眠りが理想。あ、でも火の用心のためには居眠りはまずいか…
炎を描いた絵と言って真っ先に思い浮かぶのが速水御舟の「炎舞」、単純な構成ながら何ともイマジネーションを刺激される。動いていないのに、いつまでも眺めていたい二次元の炎。
洋画家の高島野十郎はお世話になった人に、炎が灯る蝋燭の絵を贈っていたのだとか。それはすべて同じ構図。しかし炎はすべて違っていた。ちょっと不気味だがこれもすごい絵。
(↑写真 オレンジに溶ける…翼たち)

速水御舟「炎舞」 http://bit.ly/121pbC
高島野十郎 http://bit.ly/dDvxjv

2010年3月13日土曜日

四方正面の職人を目指す

仏像は「四方正面」つまり表とか裏とかがない。宗教的な意味合いなのだろうけど…椅子を作るときなどその事をよく思い出す。実はどこも正面なのではないかと…。
木製の仏像にはよく鑿跡を残したままのものがある。あれは「化現」と言って、樹から姿を変えている途中なのだとか。決して手を抜いているわけではない。
木工修行を始めた当初、兄弟子に「精一杯やって全部下手なのは、それなりに尊いことだ」と慰められたことがある。何気ない一言。でも僕をずっと支えてくれている。
(↑写真 一滴一滴…春が来る)

2010年3月12日金曜日

禁断の誘惑

バンドソーのグルグルに…つい触ってみたくなってしまう…

2010年3月10日水曜日

霞む月夜に包まれて…

雀がくれの苗代に
霰は白く降り込んで
そこらの家も土蔵もかすむ
もう山鳩も啼かないし
上の野原の野馬もみんなしょんぼりだらう
   宮沢賢治「霰」(口語詩稿)から
(↑写真 霞む森…はっきり見える月が意外)